健康を害すること、維持すること
もっとも長い時間を過ごす住まいが、さまざまな要素で私たちに関わりをもっていることは間違いありません。持ち家に暮らしても賃貸に暮らしても、もちろん戸建住宅でもマンションでも同様です。身体的にも精神的にも、今の住まいと関わりながら、私たちは将来を築いているのです。
そんな大切な住まいの中で起きている自己での死亡者数が、交通事故による死亡者数の倍以上もあることを知るとショックを受けます。日常的な災害は、じつはすぐそばにあるのです。安全な家とは、住宅の耐震性や耐火性よりも家庭内事故にまじめに取り組むことの方が、より身近な問題なのです。
その事故や安全性より、もっと身近にあるのは住まいと健康とのかかわり方です。家庭内事故などの死亡事故は、明確な数値で知ることができますが、健康を害して悩んでいる人の数は障害の度合いも含めて明確ではありません。それでも当事者となれば間違いなく大きな問題となります。ましてや長い住宅ローンを抱えてゆく上でも、健康は欠かせません。そして健康に関心を寄せている人が多いことも、疑うことはできないでしょう。
長い時間を過ごす住まいは人との関大切な住まいの中で起きている自己での死亡者数が、交通事故による死亡者数の倍以上もあることを知るとショックを受けます。日常的な災害は、じつはすぐそばにあるのです。安全な家とは、住宅の耐震性や耐火性よりも家庭内事故にまじめに取り組むことの方が、より身近な問題なのです。
その事故や安全性より、もっと身近にあるのは住まいと健康とのかかわり方です。家庭内事故などの死亡事故は、明確な数値で知ることができますが、健康を害して悩んでいる人の数は障害の度合いも含めて明確ではありません。それでも当事者となれば間違いなく大きな問題となります。ましてや長い住宅ローンを抱えてゆく上でも、健康は欠かせません。そして健康に関心を寄せている人が多いわりも深いので、大きく
2つの要因となる可能性があります。ひとつは健康を害する要因となりうること。もうひとつは健康を維持する要因となることです。住まいと健康を考える上では、この2つの要因について考えておく必要があります。
■おうちのはなし 076
防犯を考えた家―もう一つの安全対策―
一般社団法人 住まい文化研究会 石川 新治