S21の新構法は、一般的な重量鉄骨による構法に比べて軽いスチール(軽量鉄骨)を使って組み立てるため、基礎部分に掛かる重量が軽減することができます(支持地盤が40KN/㎡ほどでも可能)。これによって賃貸アパートの基礎工事にかかる費用負担を大きく軽減することが可能となります。
TSEG構法の最大の特徴は部材に軽いスチール(軽量鉄骨)を採用している点です。これにより従来の鉄骨造に比べて建物自体の重さを軽量化することが出来るため、基礎工事の段階から工費を大幅に削減することが可能です。例えば、敷地面積59.47㎡・4階建てのアパートの場合であれば、従来のRC造では約8千65万円のところ、なんと12%マイナスの約7千100万円で施工することができます。(※TCEG構法の導入には確認申請及び検査代が必要となります。)
※壁倍率とは?
建築基準法で定められた耐力壁の強さを表した数値のこと。耐力壁の仕様によって数値が異なり、壁倍率の値が大きいほどしっかりした壁で、耐震性能は大きくなります。
新構法(トラスコラム壁式構法)は自社独自で開発した構法であり、主に耐震トラス柱、ピン柱、梁で躯体が構成されます。平面寸法が455mm x 100mmと幅の狭いトラス柱を採用することで、一般的な鉄骨プレース構造に比べ、間口が取りやすく、自由度の高い設計を可能にし、耐震性にも優れているのが特徴です。これにより都市部の狭小地や採光・風通しなど様々な条件のある住環境で、3階建て・4階建ての二世帯住宅、狭小地向けのアパート、また大空間が必要な老人ホームや店舗、保育園など各種施設にも適合。オーナー様のご希望に沿ったフリープランニングを可能としています。
新構法は、国土交通省の許可を受けた性能評価機関・財団法人日本建築センターによる厳正な構造安全性に関する審査を受け、構造評定を取得しています。構造設計では、建物ごとにフレーム解析を行い、地震発生時の建物の変形や応力を把握することで、大きな地震にも耐える安全な建物を実現しています。
100体を超える実験により、安全性が検証された新構法。耐力壁であるトラス柱とH鋼梁、床はデッキプレートにコンクリート打設という組み合わせにより、地震、台風などの自然災害に非常に強い建物を実現します。床・壁・天井の6面で支える新構法なら、地震に対する恐怖をやわらげ、そこで暮らす人に安全を提供することができるのです。